「本を借りる」「お金を貸す」「自転車をレンタルする」——日本語ならスラスラ言えるのに、英語になると borrow なのか lend なのか、はたまた rent なのか、一瞬手が止まる。私も英語で日常会話をするようになってから、この「借りる・貸す」問題に何度もつまずきました。
今回は borrow・lend・rent・hire の4つを、「誰が誰に」「お金が絡むか」という2つの軸でスッキリ整理します。ここを押さえるだけで、日常会話でもライティングでも迷わなくなりますよ。
まずは早わかり表
| 単語 | 意味 | 方向 | お金 |
|---|---|---|---|
| borrow | (無料で)借りる | 自分が受け取る | 基本かからない |
| lend | (無料で)貸す | 自分が渡す | 基本かからない |
| rent | お金を払って借りる/貸す | 両方向で使える | かかる |
| hire | (英)短時間だけ有料で借りる | 自分が受け取る | かかる |
borrow:自分が「借りる」側
borrow は「相手のものを一時的に、自分のところへ持ってくる」イメージです。無料で貸し借りするときの定番。主語は借りる人になります。
- Can I borrow your pen? (ペン借りてもいい?)
- I borrowed three books from the library. (図書館で本を3冊借りた)
ポイントは前置詞。「〜から借りる」は borrow … from … です。「borrow to」とは言わないので注意しましょう。
lend:自分が「貸す」側
lend は borrow の逆で、「自分のものを相手に一時的に渡す」。主語は貸す人です。日本語だと同じ「かす」でも、英語では方向で単語が変わるのがミソ。
- Can you lend me some money? (お金を少し貸してくれる?)
- She lent me her umbrella. (彼女は傘を貸してくれた)
語順は lend + 人 + もの、または lend + もの + to + 人。過去形は lent と不規則変化する点も一緒に覚えておくとラクです。
rent:お金を払う「賃貸」
rent はお金が発生するのが最大の特徴。アパート、車、DVDなど、料金を払って一定期間使うときに使います。面白いのは、rent は「借りる」も「貸す」も両方を表せること。
- I rent an apartment in Tokyo. (東京でアパートを借りている=賃借)
- They rent out rooms to students. (学生に部屋を貸している=賃貸)
「貸す」意味をはっきりさせたいときは rent out と out を付けるのがコツ。大家さん目線ならです。
hire:イギリス英語の「短期レンタル」
hire は少しややこしい単語。イギリス英語では「お金を払って短期間だけ借りる」という意味で、アメリカの rent に近い使われ方をします。
- We hired a car for the weekend.(週末だけ車を借りた/英)
一方アメリカ英語では、hire は主に「人を雇う」の意味で使われます。「車をhireする」と言うとアメリカでは少し不自然に聞こえるので、レンタカーはアメリカなら rent a car が無難です。
日本人がやりがちなミス
いちばん多いのが borrow と lend の取り違え。「お金を貸して」を Can I borrow you money? と言ってしまうケースです。正しくは、自分が受け取るなら Can I borrow money from you?、相手にお願いするなら Can you lend me money?。「自分が受け取る=borrow/自分が渡す=lend」と方向で判断しましょう。
もうひとつ、トイレや電話など「その場から動かせないもの」を借りるときは borrow を使いません。Can I use your bathroom? のように use を使うのが自然です。borrow は「持って移動できるもの」限定、と覚えておくと便利です。
ミニクイズで確認
次の空欄に borrow / lend / rent のどれが入るでしょう?
- Could you _____ me your charger?
- I want to _____ a bike for the day. (料金あり)
- Can I _____ your notebook?
答え:1. lend(相手にお願い=貸して)/2. rent(お金を払う)/3. borrow(自分が借りる)
まとめ
4つの使い分けは、「お金がかかるか」と「自分が受け取るか渡すか」の2軸で考えれば迷いません。無料なら borrow(借りる)と lend(貸す)を方向で使い分け、有料なら rent、イギリスで短期レンタルなら hire。まずは会話で頻出の Can I borrow …? と Can you lend me …? をセットで口に馴染ませるのがおすすめです。小さな使い分けですが、ここが自然に出てくると英語がグッとこなれて聞こえますよ。
使い分けを体で覚えるには
こうした単語のニュアンスの違いは、実際に使ってみて初めて体に染み込むものです。私自身、こうした細かい使い分けも、オンライン英会話でネイティブ講師に間違いを直してもらいながら少しずつ身につけてきました。
独学だとどうしても間違いに気づきにくいので、実際に話しながらフィードバックをもらえる環境はとても助かります。私が実際に利用しているのはEFイングリッシュライブのオンライン英会話で、24時間いつでもネイティブ講師のレッスンを受けられるのが忙しい日々の中でも続けやすいポイントでした。
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