「彼女はbeautifulだね」「この犬、prettyじゃない?」「このぬいぐるみcuteすぎる!」——日本語ではどれも「かわいい」「きれい」で済ませてしまいがちですが、英語では対象や美しさの種類によって使い分けられています。
beautiful・pretty・cute はどれも見た目の魅力を表す単語ですが、美しさの強さ・上品さと、幼さ・愛らしさのどちらに寄っているかで住み分けがあります。今回はこの3語を整理します。
まずは早わかり表
| 単語 | 対象 | ニュアンス |
|---|---|---|
| beautiful | 人・景色・音楽など全般 | 深く心を動かす、上品で完成された美しさ |
| pretty | 女性・子ども・ものの見た目 | 感じの良い、こじんまりとした美しさ |
| cute | 子ども・動物・小物 | 愛らしい、庇護欲をそそる可愛さ |
beautiful:深く心を動かす「美しい」
beautiful は、見た目だけでなく内面的な美しさや芸術的な完成度まで含めて使える、もっとも格の高い「美しい」です。人にも景色にも音楽にも使えます。
- She has a beautiful smile. (彼女は美しい笑顔をしている)
- The sunset over the ocean was beautiful. (海に沈む夕日は美しかった)
- That’s a beautiful piece of music. (それは美しい曲だ)
pretty:感じの良い、こじんまりとした美しさ
pretty は beautiful ほど強い美しさではなく、感じが良い・見ていて気持ちが良いくらいのカジュアルな褒め言葉です。主に女性や子ども、身近なものに使われます。
- What a pretty dress! (なんて素敵なドレス!)
- She’s a pretty girl. (彼女は可愛らしい女の子だ)
- The garden looks pretty in spring. (春の庭はきれいに見える)
pretty は「そこそこ」「まあまあ」という副詞(pretty good など)としても使われるため、文脈によって強さが変わる点にも注意が必要です。
cute:庇護欲をそそる「かわいい」
cute は、日本語の「かわいい」に一番近い単語で、小さいもの・幼いもの・愛らしいものに対して使われます。大人の女性に使うと「守ってあげたくなる魅力がある」というニュアンスになることもあります。
- Look at that cute puppy! (あの可愛い子犬を見て!)
- Your baby is so cute. (あなたの赤ちゃんはとても可愛い)
- I bought a cute phone case. (可愛いスマホケースを買った)
日本人がやりがちなミス
よくあるのが、大人の女性の落ち着いた美しさを褒めたいときに cute を使ってしまうミスです。cute は「幼さ・愛らしさ」が強い単語なので、フォーマルな場やビジネスの場面で年上の女性に使うと、やや子ども扱いしているような印象を与えることがあります。上品さや洗練された美しさを伝えたいときは beautiful、カジュアルに褒めたいときは pretty、と覚えておくと失礼になりにくくなります。
反対に、子犬や赤ちゃんのような対象に beautiful を使うと、少し大げさで不自然な響きになることもあります。対象の「格」に合わせて単語を選ぶ意識を持つとよいでしょう。
ミニクイズで確認
次の空欄に beautiful / pretty / cute のどれが入るでしょう?
- The cathedral’s architecture is absolutely _____. (荘厳な建築美)
- Look at this _____ kitten sleeping! (小さな子猫)
- That’s a _____ scarf, where did you buy it? (カジュアルに褒める)
答えは順に beautiful/cute/pretty です。1は建築の完成された美しさなので beautiful、2は子猫の愛らしさなので cute、3は身近なアイテムをカジュアルに褒める場面なので pretty がふさわしい表現になります。
使い分けを体で覚えるには
こうした単語のニュアンスの違いは、実際に使ってみて初めて体に染み込むものです。私自身、こうした細かい使い分けも、オンライン英会話でネイティブ講師に間違いを直してもらいながら少しずつ身につけてきました。
独学だとどうしても間違いに気づきにくいので、実際に話しながらフィードバックをもらえる環境はとても助かりました。当時利用していたのはEFイングリッシュライブのオンライン英会話で、24時間いつでもネイティブ講師のレッスンを受けられるのが忙しい日々の中でも続けやすいポイントでした。
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