日本語の「高い」は便利な言葉で、身長にも、ビルにも、値段にも使えます。でも英語では、この3つを全部 high で片付けようとすると、ネイティブに「あれ?」という顔をされることがあります。実際、私も “That building is very high.” と言って、ちょっと不自然な顔をされた経験があります。
high・tall・expensive はどれも日本語では「高い」と訳せますが、何が高いのか(高さの種類なのか、値段なのか)によってはっきり使い分けられています。今回はこの3語を整理します。
まずは早わかり表
| 単語 | 対象 | ニュアンス |
|---|---|---|
| tall | 人・木・細長いもの | 縦に高い(基準面から先端まで) |
| high | 山・壁・位置・数値 | 地面からの高さ・水準が高い |
| expensive | 値段 | お金がかかる |
tall:人や木など「細長くて高い」もの
tall は、人・木・タワーのように縦に細長い形をしたものの高さを表すときに使います。「背が高い」と言うときは必ず tall です。
- He is very tall. (彼はとても背が高い)
- There is a tall tree in the garden. (庭に高い木がある)
- Tokyo Tower is a tall tower. (東京タワーは高いタワーだ)
high:山や壁、位置・水準の「高さ」
high は、山・壁・棚のように地面や基準からの高さ、あるいは温度・レベル・音程など数値や水準の高さを表すときに使います。細長い対象ではなく、幅や面のあるものが多いのが特徴です。
- Mt. Fuji is a high mountain. (富士山は高い山だ)
- The wall is too high to climb. (その壁は高すぎて登れない)
- The temperature is high today. (今日は気温が高い)
tall と high、どちらも使えそうな building(建物)のような単語もありますが、その場合は「細長さ」を強調するなら tall building、「高さの数値」を強調するなら high-rise building のように使い分けられます。
expensive:値段が「高い」
expensive は、値段について「高い」と言うときに使う専用の単語です。日本語では同じ「高い」でも、英語で high を使うと不自然になるので要注意です。
- This bag is very expensive. (このバッグはとても高い)
- Tokyo is an expensive city to live in. (東京は生活費が高い都市だ)
This bag is very high. と言ってしまうと「このバッグは高い位置にある」という意味に聞こえてしまうので、値段の話をするときは必ず expensive を使いましょう。
迷ったときの判断法
まず値段の話なら expensive、これで9割は解決します。残りは「細長い対象の高さ」か「面や水準としての高さ」かを考え、人・木・タワーのように縦に伸びる形なら tall、山・壁・気温・レベルのように基準からの高さや数値なら high、と覚えましょう。
日本人がやりがちなミス
いちばん多いのが、値段を high で言ってしまうミス。”The price is high.” のように price(値段)を主語にする場合は high も使えますが、”This bag is high.” のようにモノ自体を主語にすると不自然です。モノを主語にして値段の高さを言うときは expensive、と覚えておくと安全です。
もう一つ、「背が高い建物」を tall building と high building のどちらで言うか迷うケースもよくあります。日常会話では tall building がより自然で、high-rise building(高層ビル)のように rise を伴う形もよく使われます。
ミニクイズで確認
次の空欄に high / tall / expensive のどれが入るでしょう?
- My brother is very _____. He’s 190cm. (身長の話)
- This restaurant is too _____ for students. (値段の話)
- The mountain is 3,000 meters _____. (山の高さ)
- She always wears _____ heels. (背の高いヒール)
答えは順に tall/expensive/high/high です。ヒール(heels)は細長い1本の形ではなく「高さのある靴」として捉えるため high heels が定着表現になっています。こうした決まり文句は理屈よりも丸ごと覚えるのが近道です。
使い分けを体で覚えるには
こうした単語のニュアンスの違いは、実際に使ってみて初めて体に染み込むものです。私自身、こうした細かい使い分けも、オンライン英会話でネイティブ講師に間違いを直してもらいながら少しずつ身につけてきました。
独学だとどうしても間違いに気づきにくいので、実際に話しながらフィードバックをもらえる環境はとても助かります。私が実際に利用しているのはEFイングリッシュライブのオンライン英会話で、24時間いつでもネイティブ講師のレッスンを受けられるのが忙しい日々の中でも続けやすいポイントでした。
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