日本ではまだ知る人ぞ知る、K18の老舗ジュエラー5選|ショーメ・ブシュロン・モーブッサン・ポメラート・レポシ

K18の老舗ジュエラー5選(ショーメ・ブシュロン・モーブッサン・ポメラート・レポシ)のリング

カルティエ、ブルガリ、ティファニー、ヴァンクリーフ&アーペル。日本でハイジュエリーといえば、まず名前が挙がるのはこのあたりのブランドです。

でも世界には、歴史も格も十分なのに、日本ではまだあまり名前を聞かないジュエラーがいくつもあります。この記事では、その中からK18(18金)でジュエリーを作っているしっかりした老舗ジュエラーだけを選んで紹介します。人と被らないジュエリーを探している人の参考になればうれしいです。

※価格は記事作成時点(2026年10月)で確認できた情報、または記載した時点の情報です。各ブランドとも値上げが頻繁なので、最新価格は公式サイトや店舗で確認してください。

目次

そもそもK18(18金)とは

K18は、金の含有率が75%の合金です。ジュエリーの内側には「K18」「750」「Au750」などの刻印が入っています。

残りの25%は銀や銅などの「割金(わりがね)」で、この配合によってイエローゴールド、ピンクゴールド、ホワイトゴールドといった色の違いが生まれます。純金より硬く、毎日身につけるリングにも向いている素材です。

パリの「グランサンク」とは

この記事に出てくるブランドのうち3つは、パリの「グランサンク」に数えられます。グランサンクは、パリのヴァンドーム広場やラ・ペ通りに店を構える高級宝飾店5つの総称で、ショーメ、ヴァンクリーフ&アーペル、ブシュロン、メレリオ・ディ・メレー、モーブッサンが含まれます。

1. ショーメ(CHAUMET)|皇后ジョゼフィーヌのジュエラー

ショーメは1780年にパリで創業したジュエラーです。ナポレオン1世と皇后ジョゼフィーヌの御用達ジュエラーとして知られ、1812年には、のちにジュエラーの聖地となるヴァンドーム広場に最初に店を構えました。現在はLVMHグループ傘下で、グランサンクの一つです。

代表的なコレクション

  • ジョゼフィーヌ:創業230周年の2010年に誕生した、ティアラから着想を得たコレクション。V字の「エグレット(羽根飾り)」がシンボルです。
  • トリオンフ ドゥ ショーメ:ジョゼフィーヌ コレクションのリングで、2020年3月に当初は男性向けとしてデビュー。「トリオンフ」はフランス語で勝利の意味。中央のV字の切れ込みだけで表現したミニマルなデザインです。
  • トルサード ドゥ ショーメ:ヴァンドーム広場の円柱を飾るらせん状の装飾をモチーフにした、ねじれたデザインのリング。
  • ビー マイ ラブ/ビー ドゥ ショーメ:ミツバチの巣(ハニカム)をモチーフにしたコレクション。

価格の目安

  • トリオンフ ドゥ ショーメ リング(ピンクゴールド、幅3.5mm):306,900円(2026年10月 公式サイト)
  • ビー ドゥ ショーメ リング(イエローゴールド・ピンクゴールド、幅2.5mm):178,200円

2026年は2月にジョゼフィーヌなど主要コレクションで平均約6%、4月にブライダルラインで平均約7%の価格改定がありました。

日本では結婚指輪・婚約指輪のブランドとして知られていますが、ファッションリングとして自分用に選ぶ人はまだ少なく、人と被りにくいブランドです。

▶ ショーメの歴史・リングの値段・中古相場を詳しく見る

2. ブシュロン(BOUCHERON)|パリの石畳を指に

ブシュロンは1858年にパリで創業したジュエラーで、グランサンクの一つです。現在はケリング(Kering)グループ傘下です。

代表的なコレクション

  • キャトル(Quatre):異なる質感のバンドを組み合わせたブシュロンのアイコン。中でも「クル ド パリ」は、パリの石畳を表現したグラフィカルなデザインで、ゴールドだけのモデルもあります。
  • セルパン ボエム:蛇をモチーフにしたコレクション。

中古市場での評価

キャトルは中古市場での流動性が安定しているとされ、2026年6月にはキャトル クル ド パリ スモール リング(イエローゴールド)が145,000円、同ピンクゴールド(箱・保証書付き)が176,700円で買取された実績があります。

2026年2月4日には、全モデル平均で約8%の価格改定が行われました。

▶ ブシュロンのキャトルの種類・値段・中古相場を詳しく見る

3. モーブッサン(MAUBOUSSIN)|ヴィンテージで出会うグランサンク

モーブッサンもグランサンクの一つですが、日本で目にする機会はかなり少ないブランドです。

特に魅力的なのが、1970〜80年代のヴィンテージです。K18イエローゴールドにマザーオブパール(白蝶貝)や色石を組み合わせた、柔らかく女性らしいデザインが多く見られます。たとえばフランスの中古ジュエリー店では、約1カラットのサファイアをマザーオブパールで支えた1970〜80年代のK18リングが扱われていて、内側には「MAUBOUSSIN PARIS」のサインと、フランスの18金を示すワシの頭の刻印が入っています。

購入するときの注意点

  • ヴィンテージは海外の販売店で見つかることが多く、個人輸入では関税や輸入消費税がかかります。
  • 日本ではブランドの知名度がまだ高くないため、手放すときは地金の重さを中心に評価されやすい点も知っておきたいところです。

▶ モーブッサンが安い理由とヴィンテージの注意点を詳しく見る

4. ポメラート(POMELLATO)|ミラノの金細工

ポメラートは1967年にイタリア・ミラノで創業したジュエラーです。

代表的なコレクション

  • イコニカ:2017年、ブランド創立50周年を記念して誕生。ミラノの金細工の伝統へのオマージュとして作られ、ころんとしたボリュームのあるゴールド使いが特徴です。2026年9月にも新作が登場しています。
  • ヌード:独自のカットのカラーストーンをあしらった、ブランドを代表するリング。

価格の目安

  • イコニカ リング(K18ローズゴールド、石なし):308,000円(2022年掲載時)

ぽってりとした丸みのあるデザインは、華奢なリングとは違う存在感があり、年齢を重ねても手元になじみやすいタイプです。

▶ ポメラートのイコニカ・ヌードの値段を詳しく見る

5. レポシ(REPOSSI)|建築のようなリング

レポシはイタリア・トリノで生まれ、パリのヴァンドーム広場に本店を構えるジュエラーです。現代アートや建築から着想を得たデザインで知られています。

代表的なコレクション

  • アンティフェール:フランス・ノルマンディー地方のアンティフェール岬の断崖の形から生まれたコレクション。先の尖ったシンプルなラインが非対称に重なるデザインです。3代目のガイア・レポシの手による4連リングには、レポシのアイコンであるK18ピンクゴールドのプレーンタイプがあります。

価格の目安

  • アンティフェール 4連リング(K18ピンクゴールド、プレーン):344,300円(2022年発売時)
  • アンティフェール 2連リング パヴェダイヤモンド(K18ピンクゴールド):500,500円(2026年)

モードで辛口なデザインなので、甘すぎないジュエリーが好きな人に向いています。

▶ レポシのアンティフェールの種類と値段を詳しく見る

5ブランドのまとめ

ブランド国代表コレクションこんな人に
ショーメフランスジョゼフィーヌ、トリオンフ、トルサード物語のあるリングが欲しい人
ブシュロンフランスキャトル質感のあるデザインと値持ちを両立したい人
モーブッサンフランス1970〜80年代のヴィンテージ世界に一つの出会いを楽しみたい人
ポメラートイタリアイコニカ、ヌードボリュームのあるゴールドが好きな人
レポシイタリアアンティフェールモードで辛口なデザインが好きな人

知る人ぞ知るブランドを選ぶときのポイント

  • 刻印を確認する:中古やヴィンテージを買うときは、K18や750の刻印、ブランドのサインを必ず確認しましょう。
  • 特別感と売りやすさはトレードオフ:日本で知名度が高くないブランドは人と被りにくい一方、手放すときの評価は有名ブランドより控えめになりやすいです。
  • 最新の価格は公式で確認:どのブランドも2026年に価格改定を行っています。

有名ブランドの定番もすてきですが、「自分で見つけた」と思えるジュエリーには、また違ううれしさがあります。気になるブランドがあれば、ぜひ店頭で実物を見てみてください。

ダイヤモンドのジュエリーでは、ロンドンに本社を置くデビアスが日本から撤退した経緯もまとめています。ヨーロッパの老舗の香りブランドが気になる人は、サンタ・マリア・ノヴェッラ好きにおすすめの老舗香りブランド4選もどうぞ。

参考

K18の老舗ジュエラー5選(ショーメ・ブシュロン・モーブッサン・ポメラート・レポシ)のリング

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この記事を書いた人

UoPeople(アメリカのオンライン大学)でコンピューターサイエンスを学び卒業。仕事と育児を両立しながら、お気に入りの美容アイテムや英語学習について発信しています。

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