サンタ・マリア・ノヴェッラの香水やポプリが好きになると、「歴史のある香りのブランドはほかにもあるのかな」と気になることがあります。香水の香調だけではなく、創業した街や店のたたずまい、長く受け継がれてきたものづくりまで含めて惹かれるのも、こうしたブランドの楽しみです。
この記事では、サンタ・マリア・ノヴェッラと同じく長い歴史を持ち、香水やホームフレグランス、美容ケアを展開する4ブランドを紹介します。起源も得意分野も同じではありません。違いを知ると、自分が惹かれているのが「薬草や薬局の物語」なのか、「英国の老舗パフューマリー」なのか、「部屋に置く香り」なのかが見えてきます。
まずは5ブランドを比較
| ブランド | 起源 | どんなブランド? |
|---|---|---|
| サンタ・マリア・ノヴェッラ | 1221年、フィレンツェ | 修道院の薬草園をルーツに、香水・ボディケア・ホームフレグランスを展開 |
| トゥルドン | 1643年、パリ | ろうそくづくりの歴史から、キャンドルやルームフレグランス、香水へ |
| Floris London | 1730年、ロンドン | ジャーミン・ストリートで始まり、家族で受け継がれるパフューマリー |
| ビュリー | 1803年、パリ | 19世紀パリの美容文化を思わせる香水・美容ケアのブランド |
| ペンハリガン | 1870年、ロンドン | 理髪店を起点に、英国の歴史や人物像を映す香水をつくるブランド |
年号は各ブランドが公式に紹介する沿革に基づいています。創業の形や事業の変遷はそれぞれ異なるため、単純に「古い順」で優劣を比べるより、どんな背景を受け継いでいるかを見るのがおすすめです。
1. ビュリー|19世紀パリの美容文化を感じる
「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー」は、1803年にジャン=ヴァンサン・ビュリーがパリのサントノレ通りに開いた店を起源とするブランドです。公式の沿革では、香水だけでなく、伝統的な美容の知恵と新しい技術を組み合わせた美容ケアを大切にしていると紹介されています。
サンタ・マリア・ノヴェッラと並べたときに目を引くのは、香水と美容アイテム、店やパッケージまで含めた世界観の強さ。ビュリーは水性香水「オー・トリプル」をはじめ、ボディケアや櫛、ブラシなど美容にまつわる品も扱っています。香りを楽しむだけでなく、身支度の道具や贈り物を探したい人にも気になる存在です。
2. Floris London|英国の老舗パフューマリー
Florisは、1730年にロンドンのジャーミン・ストリートで始まった英国の香水ブランドです。創業者フアン・ファメニアス・フロリスと妻エリザベスが店を開き、香水や櫛、シェービング用品などを扱ったと公式サイトは伝えています。ブランドは現在も家族によって運営されています。
サンタ・マリア・ノヴェッラが薬草園や薬局の歴史を持つのに対し、Florisはロンドンの一店舗から続くパフューマリーとしての歩みが軸。英国らしい端正さや、長く続く家族経営の物語に惹かれる人は、ブランドの歴史そのものから楽しめます。
3. ペンハリガン|香水に英国の物語を重ねる
ペンハリガンは、19世紀ロンドンのジャーミン・ストリートにあったトルコ式浴場(ハマム)で理容師として働いたウィリアム・ペンハリガンの物語から始まります。1872年の最初の香水「ハマン・ブーケ」は、このハマムを思わせる香りとして知られています。
このブランドの面白さは、香水を香料の組み合わせだけでなく、人物や場所、英国の文化と結びつけて語るところ。サンタ・マリア・ノヴェッラの歴史や伝統に惹かれつつ、もう少し華やかなストーリーのある香水を探したい人に向いています。ボトルの装飾も含めて、コレクションを眺める楽しさがあります。
4. トゥルドン|キャンドルから広がる空間の香り
トゥルドンの公式沿革は1643年に始まります。クロード・トゥルドンがパリのサントノレ通りに店を構え、ろうそく(蝋製品)を扱っていたことが起点です。その後、ろうそく製造の歴史を重ね、現在はキャンドルに加えてホームフレグランスや香水も手がけています。最初の香水は2017年に発表されました。
サンタ・マリア・ノヴェッラでポプリやタボレッタなど、部屋の香りを楽しんでいる人には、トゥルドンも相性のよい比較先です。身につける香水を選ぶというより、キャンドルやルームフレグランスで部屋の雰囲気をつくることに関心がある人に向いています。
どのブランドから見てみる?
- 薬草や美容の歴史、クラシカルな店構えが気になる: ビュリー
- 英国の老舗らしい端正なパフューマリーを知りたい: Floris London
- 香水に物語や登場人物のイメージを重ねたい: ペンハリガン
- キャンドルや部屋の香りを楽しみたい: トゥルドン
香水は肌につけてみると印象が変わることがあります。購入を決める前に、可能であれば店頭で試すか、ブランドが用意するサンプルを確認すると選びやすくなります。最新の商品や販売状況は各ブランドの公式サイトでご確認ください。
まとめ
サンタ・マリア・ノヴェッラが好きな人に向けて、歴史や世界観に共通点を持つ4ブランドを紹介しました。ビュリーはパリの美容文化、Florisは英国の家族経営のパフューマリー、ペンハリガンは香水に重ねる物語、トゥルドンはキャンドルから広がる空間の香りが特徴です。
どのブランドも、長い歴史を持つという共通点の先に、異なる個性があります。気になるブランドが見つかったら、個別記事で創業の背景やアイテムの特徴をもう少し詳しく見てみてください。
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- ビュリー(Officine Universelle Buly)とは?1803年パリ創業の美容と香りのブランド
- Floris Londonとは?1730年創業、英国の老舗パフューマリー
- ペンハリガンとは?ロンドンの理髪店から始まった英国香水ブランド
- トゥルドンとは?1643年創業、キャンドルの歴史を持つフランスの香りブランド
参考情報
- サンタ・マリア・ノヴェッラ|ブランドのストーリー
- Officine Universelle Buly|受け継がれる遺産
- Floris London|Our History
- Penhaligon’s|Our Story
- Trudon|History
※本記事は各ブランドの公式情報をもとにした紹介です。商品の仕様・取扱状況は変更される場合があります。

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