4コース同時受講もギリいけた!2024年版UoPeople勉強法(CS)

目次

オンライン大学は効率が重要

オンライン大学では自分で時間と課題などを管理する必要があります。

複数科目を同時に受講したり、仕事や家庭と両立したり、やるべきことが複数あると結構大変です。

全部を丁寧に進めたい所ですが、メリハリ・強弱をつけたり工夫する必要があるので、筆者が2024年時点のUoPeopleでの勉強時に対策したこと、やったことをまとめます。

妊娠後期〜臨月の期間に1タームでCS4コース同時受講しました。

想定外の入院や体調不良がありましたが、なんとかFinal Examまで終わらせ、全て単位を取ることができました。

(とても辛かったので同じ条件で4コース受講はお勧めはしません。)

管理表を用意する

課題管理表をコース開始前に用意しておくと良いです。

項目や粒度は個人の好みによりますが、複数コース受講するなら必須です。

管理表の目的

  • タスク全量把握
  • コースごとのタスク量把握
  • 課題忘れ防止
  • 課題の進捗管理

エクセルなどの1シート内にコース開始〜終了までの各週のタスクを記載し、全体と詳細を一目で確認できるといいです。

管理表がないと今週の課題を確認したい際に都度キャンパスにログインしないといけません。

参考までに、私は以下のようなものを用意していました。

  • Google SpreadSheetで作成していました(PDF化しています)。
  • 実際にはインストラクターの名前やグループ番号なども入れていました。

Graded Quizのタイミングが変則的なコースもたまにあるので自分のタスク全体が一目でわかると便利です。

管理表の作り方・使い方

  • テンプレートは自分で適当に作る
  • どんな情報が欲しいかを考える
  • シラバスを見ながら各Unitの課題・タスクを書き入れる

私はやるべきことを毎度考えたくなかったので、読む・下書く・完成させる・投稿する、など自分の行動ごとに枠を用意しました。

コースが始まったら進捗を毎日更新。寝ぼけた時でもシートを見れば残タスクがわかる状態がベストです。

自分用なのでメモを書き入れたり、シートを複製して参考リソースのリンクを貼ったりもしました。

管理表があるメリット

頭で考えなくてもタスク量が一目でわかるようになることにより、休憩日確保する勉強時間の調整タスク優先度の把握が簡単になる手間が減少するなどのメリットがあります。

絶対使うサイトへのリンクを貼っておくなども便利です。

課題取り組みの順序を工夫する

「どのタスクから取り組むか」も個人により好みが異なるので自分のベストを見つけることは重要です。

課題から把握する

今週の課題の問題文をまず読んでおくのがおすすめです。

今週学ぶ範囲は広くても、実際に課題で問われるのはその中のどこか一部です。

時間が大量にあれば全て丁寧に学べばいいですが、時間がないなら重要点を先に把握する必要があります。

Self Quizのタイミング

私は事前知識のあるコースの場合、先にSelf Quizを解いています。

成績に反映されないので点数を気にせず、今週の課題についてまだ何も学んでいない状態でどれくらい今週の内容について知っているか・英語で聞かれてわかるかを確認しています。

Discussion ForumとAssignment

Discussion Forumは早く提出すると不当なpeer採点を受けてスコアが下がるので遅めに提出した方がいい、Assignmentを先に提出した方がいい、という論があります。

私もそう思います。しかしDiscussion Forumはその後のpeer評価コメント投稿のタスクもあります。

  • 自分はできるだけ高いGPAで単位を取りたいのか?とりあえず単位を取れればいいのか?
  • 木曜午前までの時間的余裕は?

上記2点を考えて自分の提出タイミングを図ればいいと思います。

私はとりあえず単位を取れればいい、提出忘れだけは避けたいという優先順位だったのであまり提出日を気にせずDiscussion Forumの提出をしていました。

基本的に下書き完成の翌日に一度読み直してから提出しました。

課題取り組み順番

で、結局私の毎週の課題取り組み順番はこんな感じでした。

  1. 今週のガイダンス全部読む
    1. Discussion Forum、Assignment、Learning Journalのお題をGoogle documentに貼り付け
  2. (ある場合)先週AssignmentのPeer Assessment
  3. Self Quiz
  4. Reading Assignmentサッと読む
    1. 気分によりChromeの翻訳機能で日本語にして読んでしまう
    2. リンクも一応全て開きタイトル程度は読む
    3. 熟読しない
  5. Discussion ForumとAssignment
    1. やりやすい方から順に着手
    1. 下書き→コピペで提出できる段階まで仕上げる
    2. 回答が思いつかない場合(ほぼ毎週)はAIを頼る(後述)
  6. Discussion Forumのpeer評価など
  7. (ある場合)Graded Quiz
  8. Learning Journal
    1. 感想を書くだけの場合:課題ごとに日本語で感想を書き、英訳にかけ、変な部分を修正する
    2. 課題系の場合:回答が思いつかない場合(ほぼ毎週)はAIを頼る(後述)

「3. Self Quiz」までが確実に金曜に終わっていて「4. Reading Assignmentサッと読む」「5. Discussion ForumとAssignment」も金曜時点で始められていたらいいが、そうはいかない週が多い。

土曜〜月曜くらいで「4. Reading Assignmentサッと読む」「5. Discussion ForumとAssignment」が終わると嬉しい。火曜くらいまでかかることも多い。

残った日々の中で残りの課題を順次こなす。

どれも、受講中全コースのその週の課題量や難易度により多少のスケジュール調整が可能。

土日は勉強から離れるよう医者から指示されたので全く勉強しない日を用意したり、入院や通院で勉強できない日もありました。

私はとりあえず単位を取ることが目標だったので手を抜く所は抜いて、なんとかやり切ることができました。

使用したツールとその用途

毎週スタメンで使用していたツールです。

  • Googleドライブ
    • コースごとにフォルダを用意し、Googleドキュメントを配置
  • Googleスプレッドシート
    • 進捗管理表
  • Googleドキュメント
    • 毎週の課題に使用
    • 1課題1ドキュメント
  • Google翻訳
    • 自分の日本語を英訳したり
    • PDFのテキストを日本語訳
  • ChatGTP
    • 理解の浅い用語・技術の理解に使用
    • 課題解答の方向性(キーワード)を教えてもらう
  • ChatPDF
    • PDFの中から知りたい内容がどこに記載あるか聞く

上記以外には、図を書かないといけない時に適当にdraw.ioなどを使いました。

AIの使い方

最近になって筆者は課題をこなして評価してもらう系の勉強AIとの関係性、使い方、活かし方、便利さなどについて気がつき、使えるところで積極的に使いました。

結論、自分の理解を深めるためのAI使用は便利。

昔は存在しなかった「AIも使いこなし自分の意見や解答を作る力」という1段階上の能力が求められる時代に変わったと思います。

AI使用の前提について

  • AIは自分の何かに対する理解を深めるために使う
  • 現在のAIの解答はネット上の情報をかき集めただけ
  • AIは簡単な四則計算を間違えることが多々ある
  • AIは人間ならすぐわかる文章問題を間違えることも多々ある
  • 自分の質問力の高低がAIの解答の質に直結する
  • 課題の問題をそのまま解かせる
  • AIの解答を鵜呑みにする
  • AIの解答を自分の解答として提出する
  • AIの解答を自分の目と頭で確認しない

AIは確かに便利な点が多くありますが、現在のレベルではそれっぽい解答を勉強済みのデータからいい感じに引き出してくるだけ。

こちらの質問を高度に解析し、適切な解答を返すわけですが、人間のように個人差のあるクリエイティブな解答はできません。

鵜呑みにできるものではなく、機械的な解答であることを念頭に置くことが大切です。

使ったAIツール

私はChatGTP(無課金)ChatPDF(課金)を使用しました。

どちらも無いよりは圧倒的にあった方がいいが、間違いもかなり多いので不便も多い、という感想です。

ChatGTPの使い方

課題解答の方向を聞く

一番使用頻度の高かった使い方です。

私の受講したコースでは、毎週、ChatGTPに課題のお題を貼り付け、解答をそのままコピペする人が3人以上いました。

当然そのような使い方はダメです。

しかし、解答に重要なキーワードや要点を教えてもらうために使用するのは良いと思います。

要点を理解し、自分で調べ、学び、解答を作ります。

ChatGTPを使うと、使わない場合よりはゴールに辿り着く時間が短くなります。

質疑応答で理解を深める

一番有意義だと感じた使い方です。

用語の意味を理解しきれない時、計算の方法がわからない時などに使えます。

例えば、サブネットマスクの表記の計算方法がわからない時や2進数の計算を理解しきれない時。

1つ質問すると、AIが返答します。

返答に対し、自分に残る疑問点を質問すると、AIがまた返答してくれます。

じゃあここはどうなの?と追加に質問し、AIに教えてもらい…自分の疑問点を潰し続けます。

すると「ああ、自分はこの部分がわからなかったのか」とスッと理解できる段階がきます。

複数の単純な四則計算の問題を問いかけると、2問くらい間違えた答えを返されます。
「違う」と指摘すると訂正されたり、されなかったり、少し後に翻ったり…
あれは何なんでしょう。私の質問方法が下手なんでしょうか。

ChatPDFの使い方

無課金状態だとPDF2つまでしか読ませることができないので、4コース受講していた私は課金しました。

読ませたPDFから欲しい情報を抜く

「XXについては何ページに記載がある?」と質問し、該当ページを教えてもらいました。

毎週のReading Assignmentのトピック範囲は広いですよね。

全部読む余裕と能力と理解力がないので該当部分だけ探しました。

  • 結構回答は間違える
    • 聞いたことと違う所を教えられたり、読んでみても該当事項が書いていなかったり
  • 自分に知識がないとAIの解答の真偽を判断できない
  • 「PDFから解答を引き抜いた」とAIが言うが、問い詰めると「PDFには記載のない事項でインターネットから取ってきた」と白状することが多々ある
  • 参考リソースとして違うサイトのURLを教えられることがある

色々と、「うん?」と思うことはありましたが、これもないよりはある方が助けになったことは多かったです。

ツール(翻訳・AI)の使用とUoPeopleの勉強

現在は便利なツールを無料で使える前提で、自分なりの解答を用意する必要があります。

AIや翻訳ツールを無料で好きなだけ使用できるようになったと言うことは、学生のレベルが低下していいと言うわけではなく、求められる力が変化してきたということだと思います。

AIツールと大学の勉強

データ分析や情報収集をAIが担当してくれます。

人間は、AIの回答を使って自分の理解や考察を文章にまとめ、わかりやすく伝える仕事を担います。

物事を理解しないといけないと自分の成果と見做されない部分は昔と変わっていません。

翻訳ツールと大学の勉強

日本語の長文を一瞬で英語にできます。

しかし、原文と翻訳を見比べると、ニュアンスや論理的構造が異なるふうに理解されていたり、沢山の問題があります。

自然な英語で、自分の言いたいことを英語で伝えるには自分で直さないといけない。

つまり、英語力が充分にないといけないことは昔と変わっていません。

複数受講しやすい・しにくいコース

明瞭ですが、前提知識のあるコースは複数受講してもなんとかなります。新しく学ぶことが少ないので。

反対に、初めて学ぶことが多いコースは複数受講すると難しいですね。

体調不良時の複数コース受講はすすめません

私はこんな感じで妊娠後期〜臨月の期間で4コース受講しました。

なんとか単位を取れましたが、とってもキツかった。何度も後悔しました。

気持ちがあっても体がついてこないとムリです。

心身の健康に不安や懸念点のある方は、元気な時の気分で詰め込まず、体調がとても悪い時が続く可能性を考慮して余裕の持った受講計画をしてください。

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この記事を書いた人

ピープル大学(UoPeople)でコンピューターサイエンスを学んでいます。趣味はプログラミング。

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