・副業エンジニアの需要の現実
・初の副業エンジニア挑戦に用意すべきポートフォリオの内容
・ポートフォリオの用意の仕方
・案件獲得に不安が残る場合の「学びながら稼ぐ」方法の紹介
副業したい!
こんにちは、ポンコツJavaエンジニア(SE)のきっかです。私は独身アラサー女、未経験からの転職エンジニアです。筆者のプロフィールはこちら
エンジニアとしての本職が落ち着き、プライベートもオンライン大学や友達・家族関係も良好…精神的な余裕が出てきました!
そして気づいた、「隙間ヒマ時間」の存在…上流工程にかかわるようになり、コードを書く機会が激減した現実…
「SE」したいけど「プログラマ」でもいたい…!
お金稼ぎたいからお給料の高いマネジメントに進みたい、でもコードも書き続けたい!
そんなふうに思うようになりました。やってみたいなら、やってみるしかない。副業しよう!そんな気持ちで、まずポートフォリオ作成から始めることにしました。
しかし、やったことのないことへの挑戦は簡単ではありません。ポートフォリオ用意ってどうやるの!?何やるの!?ととても悩んだので、経験をまとめることにしました。
すっきりとかっこいいポートフォリオを作るために、HTML、CSSを学びたい方におすすめの参考書がこちらです。
2022年Javaエンジニア副業の現実
「Javaできれば副業いっぱいあるでしょ!」と思っていたのですが、検索してみると…Javaの副業案件なんてほとんど見つかりませんでした…
まぁ考えれば納得。Javaは大規模案件で使われる言語なので、企業は正社員でガッツリコミットできる人の需要が高いんですね。週末や都合の良い時にフラッと参加するような副業人はそんなに求められてないです。悲しい…
反対に、クラウドワークスやWorkAny(ワークエニー)、Bizseekで人気なのはphpなど「システムを作る」よりも「画面を作る」言語です。
長期的目標・目前の目標を確認する
あなたはどうして副業がしたいのか、ポートフォリオ作成が必要なのか考えてみましょう。筆者の場合、当初は「Javaエンジニアとして副業でスキルアップ・お小遣い稼ぎをしたい」と思っていました。
この思いに間違いはないのですが「副業案件を獲得する」ことができないと、「Javaエンジニアとしてのスキルアップ」も「お小遣い稼ぎ」もできません。そこで「Javaエンジニアでスキルアップ」を短期的な目前の目標からは削除し、「副業案件を獲得しお小遣い稼ぎができる」ことを目標とし、そのためのポートフォリオ作成を目指しました。
需要がないところに挑戦するのはお門違い。副業は、信頼できる経歴がないことには受注を受けることができないので、とにかく「受注しやすい分野にて、今の自分で獲得できる案件を獲得する」ことが必要です。
やりたいことをやるのはそれから先のお話になりますね。
ポートフォリオの要件
どのようなポートフォリオを作ったら良いのか、要件をまとめてみます。再確認ですが、目標は「副業案件の獲得」です。
- 「Webページくらい簡単に作れるよ」ということを示す作品とする
- レスポンシブ対応し、スマホ・PC・タブレットどれで見てもいい感じのデザインにする
- シンプルを徹底する
- バックエンドの実装もできることも示す
フロントエンドもバックエンドもでき、エンジニアとして必要な力があることを示します。フルスタックエンジニアで案件獲得を目指すならインフラもできることを示したいですが、初めての副業案件獲得においてそこまで大きい案件を獲得できるとは思えないので、そこまでは不要でしょう。
ポートフォリオを簡単に作るなら
ポートフォリオのサイトをゼロから構築するのは時間がかかります。作品集は既にあるので簡単にプロフィールサイトだけ用意したい!という場合はサイトをさくさく用意出来るグーペがおすすめです!
あなたの用途にあわせたホームページを5分で簡単作成「グーペ」
ポートフォリオ記載事項
ポートフォリオに何を載せるかを考えます。どれもパワポ1枚に収まる程度のすっきりさで書きましょう。
プロフィール
- 自分のバックグラウンド
- 本職でどのようことをしているか
- 稼働可能時間(週にXX時間)
- 連絡可能時間(副業案件について連絡可能な時間)
スキル
- 使用できる言語と習熟度、使用歴
- フロントもバックエンドもできることを示す
- 使用したことのあるツール
- 資格
作品紹介
- ブログ
- ポートフォリオアプリ
- 本職担当システムの概要紹介
- お問合せフォーム
雇われポンコツエンジニアが人に見せられる作品なんてあるか?
自分のエンジニアとしての実力に確実な自信を持っている場合は心配ありませんが「自分は天才エンジニアではない」と認識している場合、自分自身の力で案件獲得に進むことはとても不安です。そんな場合、どうしたら良いでしょうか?
ポートフォリオ本体も作品となる
用意するポートフォリオ本体も作品の1つとなります。HTMLメインの静的サイトとなりますが、十分フロントエンドのデザイン・コーディング力を示す材料となります。
ブログ
ブログも作品にカウントできます。
例えば、Wordpressを使用していればphpを多少修正した経験もあるのではないでしょうか。phpは副業案件で需要の大きい言語なので、アピールポイントになります。
また、自分でサーバーを借りたりデータベースの操作も行ったり、Google AdsenceやAnalyticsなどSEO関連も経験していることがアピールになります。
フロントエンジニアの力を示す
副業案件で多く募集されている技術はphp、RailsやJavaScript派生系など、軽めでフロント寄りの言語が多いです。その部分をカバーできる成果物があるととても強いですね。
バックエンドの力を示せるもの
筆者はエンジニア未経験時に作ったアプリをメンテナンスして使用しました。Ruby on Railsで作ったもので、副業案件だとRailsの需要がとても高いので都合が良いです。
ポートフォリオのためにDBまで用意するのは大変なので、フリーAPIを使ってデータは外部システムから取得し、使用しています。
なるべく早く案件獲得に到達したいので、できるだけ省エネで実力を示し、見栄えを良くしましょう。
ポートフォリオ作成はデザインから
無料のGoogle Slideを使用して画面デザインを用意しましょう。これから稼ぎに行くためのポートフォリオなので、できるだけ余計なお金は使いません。
Googleスライドの使い方
Googleスライドに慣れていなくて使い方がわからない!という方にはお手頃価格で基本を学べる書籍がおすすめです。
ポートフォリオのコーディング
ゼロイチで用意するととても時間がかかるので、もしこれまでに練習で作ったサイトがあるならベースにすると良いでしょう。HTMLのヘッダー部などは記載方法を忘れがちですが、確実に覚えている必要がある場所でもありません。
全てを暗記していることよりも、必要な時に情報にアクセスし理解できることが大切です
ソースはGit管理しておきましょう。途中で完成形を変更した場合や「昨日のあの状態に戻したい!」というときに大活躍です。
フロントエンドアピール用サイトの構築
こちらも、これまで練習用に作ったプロジェクトを使用すると良いと思います。ポートフォリオと同じものを作っても仕方ないので、Htmlのみで作るのであれば不要かと思います。
ReactなどJavaScriptでリッチなフロント画面を作れる言語を使えるのでその力を示したい、という場合は用意しましょう。
バックエンドアプリの用意
筆者は2年前にherokuへデプロイしたアプリケーションが奇跡的にまだ動いたため、データや設定事項のメンテナンスなどを行い、作品としました。上にも記載しましたが、自分でデータを入れる作業は行わず外部APIを使うことで簡単に実装しています。
2年ぶりのRubyが読めなくて最初焦りましたが、ゼロから新しいアプリを作るよりは工数少なく用意できたと思います。
昔のコードを見ると「あそこ直したい」「ここ直したい」と思ってしまいますが、致命的なバグがなければ手をつけないようにしましょう。今の目的は副業案件獲得です。目標達成前に気持ちが折れてしまいそうなことはやめましょう。
ポートフォリオなんて作れない!と思うなら
ここまで、どのようなポートフォリオを作ったら良いかを書いてきましたが、「私はそこまで作れないよ…」と不安に思う方がたくさんいると思います。そんな場合は、【SHElikes】デザイナー転職のようなサービスを利用して、副業を始めながら学び、ポートフォリオを作るという手段もあります。
【SHElikes】デザイナー転職は女性に特化したサービスですが「本当に私にできるのかな…!?」と不安でたまらない方にはおすすめです!
エンジニア副業の参考書
ゴリゴリエンジニアさんには副業している人が多い印象を筆者は持っていますが、いざ自分が始めるとなると「私にできるのかな?」「案件取れるかな?」「期日守れるかな!?」と、心配なことがいっぱいあると思います。
自分がこれから何をしたら良いかが明確な場合は不要ですが、不安で仕方ない時は書籍が参考になります。鵜呑みにする必要はありませんが、自分では思いつかない発想が見つかるのでおすすめです!
私は「コーディングしてお小遣い稼ぎたい」が副業の目的ですが、「お金稼ぎたい」が目的である程度コードを書くことができる人なら、コードを書かない方向に進んだほうが賢いですよね。
「やりたい!」と思った時が挑戦時!プライベートはお仕事と違って自由です。やってみたいこと挑戦しましょう!
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