英語のテストで『このパラグラフの種類はなんでしょう』という問題が出ました。知らない選択肢もありました…パラグラフに種類があるの?どんな種類があるの?
目次
パラグラフには分類がある
学生時代に、英語の授業で「パラグラフで書きなさい!」と言われたことはありませんか?
しかし、「パラグラフで書く」というのは英語圏の小学生レベル。
実はパラグラフにはいくつか種類があるようです。それがどんなパラグラフなのかによって分類がされています。今回は以下のパラグラフについて解説します。
★つきの太字の4つは絶対押さえておくべきメインのパラグラフです。
- ★descriptive paragraph(デスクリプティブ・パラグラフ)
- ★persuasive paragraph(パースエーシブ・パラグラフ)
- ★expository paragraph(エクスポシトリー・パラグラフ)
- ★narrative paragraph(ナラティブ・パラグラフ)
- illustrative paragraph(イラストレーティブ・パラグラフ)
- informative paragraph(インフォーマティブ・パラグラフ)
内容が重複するパラグラフも多々あるので、番外編のパラグラフも用意しました。上記より優先順位の低いものになります。
番外編
- argument paragraph(アーギュメント・パラグラフ)
- comparison paragraph(コンパリソン・パラグラフ)
- recount paragraph(リカウント・パラグラフ)
- classification paragraph(クラシフィケーション・パラグラフ)
- explanation paragraph(エクスプラネーション・パラグラフ)
「パラグラフで書く」のではなく「どんなパラグラフで」何を書くのか理解すべし
★descriptive paragraph(デスクリプティブ・パラグラフ)
- 物事の音、見た目、匂い、触感などを描写するパラグラフ
- 形容詞を多用して特定のものの詳細を描く
- 一番重要なものを先に書き、細かいことを後に述べる
★persuasive paragraph(パースエーシブ・パラグラフ)
- 文字通り「説得力のある」パラグラフ
- トピックの主張をサポートする理由などを述べる
★expository paragraph(エクスポシトリー・パラグラフ)
- トピックがどのような手順で、どうしてそうなったのかを述べるパラグラフ
- どのように物事が動いているのかやアイデアなど
★narrative paragraph(ナラティブ・パラグラフ)
- 主にフィクション小説などで多用される、ストーリーを描くパラグラフ
- 時系列に沿って物語を書く
- 自由度が他のパラグラフに比べて高い
illustrative paragraph(イラストレーティブ・パラグラフ)
- トピックについての(具体)例が含まれるパラグラフ
- 例は1つ以上存在している
- 例がトピックの主張をアシストする役目を果たしている
informative paragraph(インフォーマティブ・パラグラフ)
- 読むことで読者に十分な量の情報が伝わるパラグラフ
- 筆者の知識量が問われるもの
【番外編】argument paragraph(アーギュメント・パラグラフ)
- トピックについてのエビデンスや事実、例、リサーチなどを述べる
- トピックに賛成なのか反対かを書く
【番外編】comparison paragraph(コンパリソン・パラグラフ)
- 似た部分と違う部分をそれぞれ比較して述べていくパラグラフ
【番外編】recount paragraph(リカウント・パラグラフ)
- recount(=詳しく話す)の意味通り、出来事の詳細を話す
- 古いものから新しいものへ時系列順に書く
- 結論部には最も大切な点かトピックセンテンスを再記する
【番外編】classification paragraph(クラシフィケーション・パラグラフ)
- トピックセンテンスに提示した複数のもののそれぞれの違いをパラグラフのボディ部分で説明し、分類を記すパラグラフ
【番外編】explanation paragraph(エクスプラネーション・パラグラフ)
- ある物事がどうしてそうなったか、どうしてうまくいっているかを書くパラグラフ
- どうして/どのようにそうなったかを述べる
- 結論部ではプロセスのサマリーを書く
主要4つのパラグラフは覚えよう
どのパラグラフも、名前通りで「言われてみればわかる〜」という内容だったと思います。
しかし、英語圏の子供たちは学校でしつこく「こういうパラグラフで書きなさい!」と教育を受けているわけなので、外国語として英語を学ぶ人間はしっかり意識して覚える必要がありそうです。
これからは「パラグラフで書く」から1段階レベルアップして「XXXな内容だからXXパラグラフで書く」ができるようになりましょう。
ちなみにこの記号たち
トップに貼ったこちらの記号たち、左が「セクション(節)」で右が「パラグラフ(段落)」を意味します。段落がいくつか集まったものが節になるので、セクションの方が大きいまとまりになりますね。
パラグラフの要点を押さえたら、エッセイの書き方を確認しましょう。
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