「お金」と言ったらまずmoney。
でも…moneyがピッタリではない気がする状況っていっぱいありますよね。
例えば「お給料」はincomeでしょうか。salaryもありますね。wageもあります。
それらの違いは…?
色々な「お金」を表す英単語とそれらの違いを見ていきましょう。
Money
貨幣、紙幣、広く財産全般
広く使われる一般的な「お金」です。
貨幣だけじゃない財産もmoney
これ知ってました?
金銭以外の形態でも交換価値や所有権など経済的な要素を含むものは広い意味での「money」と考えることができます。
例を以下に紹介します。
資産(Assets)
不動産、株式、債券、投資ファンドなどの所有物や投資などの資産は「money」の1種であり、moneyの範囲を超える経済的な資産でもあります。
所有物(Possessions)
家、車、宝石、家具、電子機器など物質的な所有物。
これらは直接的に金銭として交換されることはありませんが、「money」の一部として経済的な価値を持っています。
クレジット(Credit)
信用に基づいて提供される商取引や融資の形態(信用カード、ローン、後支払いなど)。
クレジットは直接的な金銭ではなく、約束や契約に基づく経済的な価値で、moneyの1部分となります。
国債(Bonds)
企業や政府が発行する債務証券で、投資家に対して利子や元本を返済する約束をするものです。
これも金銭的な価値を持つ「money」ですが、直接的な現金ではないものの例です。
Cash
現金
紙幣や硬貨の形態での現金を指します。
口座振替やカード決済とは異なり、直接渡される現金を表現します。
Currency
通貨
日本円や米ドルなど、特定の国または地域で使用される通貨のことを指します。
Wealth
財産・富・豊かさ
お金だけでなく所有物や資産全般を含む、経済的に豊かな状態のこと。
Savings
貯蓄・節約したお金
将来の目的や不測の事態に備えるために蓄えているお金のこと。
Income
定期的に入ってくるお金
給与や収益など定期的に入ってくるお金のことを指します。
仕事やビジネスによって得られる収入を表します。
Allowance
子供に与えられる定期的なお金の手当
親や保護者が子供に経済的な教育を行うために提供されます。
Salary
常に定期的に支払われる労働に対する報酬
一般的には月給や年俸を表します。
IncomeとSalaryの違いは?
「income」と「salary」はどちらも定期的な収入を表しますね。
でも意味の違いがあるので要注意!
Salary(給与)はIncome(収入)の一部です。
詳しく理解していきましょう!
Income(所得)
総収入
個人や家庭がある期間(通常は年または月)に得る総収入。
給与、賃金、事業収入、投資からの利益、不動産収入、配当…など様々な収入源全てが含まれます。
広範な収入全体を表す単語です。
Salary(給与)
定期的に支払われる雇用による報酬
特定の職業や雇用形態に基づいて決まる固定金額(=給料)のこと。
給与は一般的に月給や年俸として支払われることが多いです。
Wages
労働の対価として支払われる報酬
一般的には労働時間に応じて支払われるお金を意味します。
SalaryとWageの違いは?
Wageとsalaryはどちらも労働者に支払われる報酬ですが、違いがあります。
Wage (賃金):
労働者が労働時間や労働量に応じて支払われる金額
例えば、ある仕事において労働者が毎時10ドルをもらう場合、それはwage。
時給で支払われ、労働時間が変動するアルバイトや一時的な仕事に関連して使用されます。
非管理職の仕事もwageが使用されます。
Salary (給与):
労働者に固定金額が定期的に支払われる場合の給与
月給や年俸などの形態で特定の期間(月ごと、年ごと)に対して契約で定められた金額が支払われる給与。
毎週の労働時間に関係なく、決まった金額を受け取る場合はsalaryです。
管理職、専門家、役員などのポジションに対してよく使われます。
例えば、ある会社のエンジニアが年俸で10万ドルをもらう場合、それは “salary”。
Earnings
ある期間に得られた収益や利益
投資やビジネスなどの活動によって得られる利益を表します。
Funds
資金・資金源
特定の目的やプロジェクトに対して割り当てられたお金、または組織や団体が保有する資金のこと。
例えば、投資ファンド、基金、予算割り当てなどが「funds」です。
Finance
財務・金融全般
資金の管理、投資、銀行業務、資金調達、財政政策など。
会社や個人が資金を調達し、取引を行う際の金融活動や関連する業務も指すことがあります。
金融機関や金融市場といった要素が含まれることもあります。
お金の単語、色々。
お金の形態や何の報酬として得たお金なのかというバックグラウンドなどによって「お金」の意味合い、ぴったりな単語が異なってくることがわかりましたね。
いざ日常会話をしようとすると「money」が適切ではない「お金」を表現したいタイミングが絶対に出てきます。
全てをいきなり使いこなすのは難しいですが、1つ1つの単語の意味合いをゆっくり覚えていきましょう。
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