ペッパピッグを見ていたら、ジョージが聴力検査を受けているお話が出てきました。
「あれ?ジョージって耳があまり聞こえていないの?」
「今までそんな設定だったっけ?」
と気になって調べてみたところ、これは見間違いではありませんでした。
2026年から、ジョージには「片耳に中等度の難聴がある」という新しい設定が加わっています。
そしてジョージは聴力検査を受けたあと、補聴器をつけて生活するようになります。
この記事では、ペッパピッグのジョージの耳について、どんなお話なのか、昔から難聴という設定だったのか、なぜこのストーリーが作られたのかまで詳しく紹介します。
ペッパピッグのジョージは耳が聞こえないの?
結論からいうと、ジョージは片耳に中等度の難聴(moderate hearing loss)があります。
ペッパピッグを展開するHasbroは2026年3月、ペッパの弟・ジョージについて、片耳に中等度の難聴があることが分かる新しいストーリーを発表しました。
まったく音が聞こえないという設定ではありません。
片方の耳に中等度の聴力低下があり、ジョージはその後、補聴器を使うようになります。
そのため「ジョージは耳が聞こえない」というより、
「ジョージは片耳が聞こえにくく、補聴器を使っている」
と理解するのが近そうです。
どっちの耳が聞こえにくい?
公式発表では基本的に「one ear(片耳)」と説明されています。
一方、Apple TVのエピソード紹介では、ジョージは左耳(left ear)に中等度の難聴があると明記されています。
つまり、ジョージは両耳が聞こえないわけではなく、左耳の聞こえが悪いという設定です。
ジョージの難聴がわかる「Hearing Test」はどんなお話?
ジョージの耳について描かれるのが、2026年のエピソード「Hearing Test」です。
このお話では、ペッパたち家族が聴力検査を受けます。
ペッパの聴力には問題がありませんでしたが、検査をしてみるとジョージには片耳に中等度の難聴があることが分かります。
そこでジョージは、自分に合った補聴器を作ってもらうことになります。
個人的に印象的だったのが、「耳が聞こえにくい」ということを怖い出来事として描いていないところ。
検査をして、
「ジョージはこういう聞こえ方をしていたんだね」
と分かり、
「じゃあ補聴器を使ってみよう」
と、ごく自然に物語が進んでいきます。
小さな子どもが見るアニメだからこそ、この描き方はとてもいいなと思いました。
ジョージは昔から耳が悪かったの?
長くペッパピッグを見ていると、ここも気になりますよね。
「そういえばジョージってあまりしゃべらないけど、昔から耳が聞こえにくかったってこと?」
と思ってしまいます。
ただ、ジョージの難聴は2026年に正式に発表された新しいストーリーラインです。
Hasbro自身もこれをジョージのキャラクターの「進展」として発表しています。
そのため、昔のエピソードに登場するジョージの行動をすべて「実は耳が聞こえなかったから」と解釈する必要はなさそうです。
ただし、今後は一度きりのお話ではなく、補聴器を使って暮らすことがジョージのキャラクターの一部になっていきます。
補聴器をつけたジョージはどうなる?
「Hearing Test」で補聴器をつけて終わり、ではありません。
その後のエピソードでは、ジョージが今までとは違う形で身の回りの「音」を発見していく様子が描かれます。
たとえば、
- 泥の水たまりで遊ぶ音
- アイスクリーム屋さんのメロディー
- 身近なさまざまな音
など。
ペッパは、補聴器をつけたジョージに自分の好きな音を教えてあげようとします。
「難聴を治して普通になった」という物語ではなく、補聴器によってジョージの世界に新しい体験が増えていくように描かれているのが素敵なところです。
ジョージが初めて「Peppa」と言う
そして、このストーリーには大きな出来事があります。
Hasbroによると、一連のエピソードの中で、ジョージはついにお姉ちゃんの名前「Peppa」を初めて口にします。
これまでジョージといえば「Dinosaur!」のイメージが強く、ペッパに比べると言葉数も少ないキャラクターでした。
そんなジョージが、さまざまな音を体験していく中でお姉ちゃんの名前を言う。
ペッパとジョージの姉弟関係をずっと見てきた人には、かなり印象的なシーンになりそうです。
なぜジョージを難聴という設定にしたの?
今回のストーリーは、単にジョージに新しい特徴を付けるためだけに作られたものではありません。
Hasbroは、実際の子どもや家族の姿を作品の中に反映する取り組みの一環だと説明しています。
ペッパピッグにはこれまでも、車椅子を使って生活するマンディ・マウスなど、さまざまな背景を持つキャラクターが登場してきました。
ジョージのストーリーもその流れのひとつです。
実際に補聴器を使っている子どもがペッパピッグを見たとき、
「ジョージも自分と同じだ!」
と思える。
一方、難聴や補聴器に馴染みのない子どもにとっては、
「耳が聞こえにくい子もいるんだ」「補聴器ってこういうものなんだ」
と自然に知るきっかけになります。
幼児向けアニメの中で日常生活の一部として描くこと自体に意味があるのだと思います。
子どもの難聴に詳しい団体も制作に参加
さらに、この設定は制作側だけで考えて作られたものではありません。
イギリスのNational Deaf Children’s Society(NDCS/全英ろう児協会)が、ストーリー制作のかなり早い段階から協力しています。
NDCSによると、難聴の描写や聴力低下の種類、必要なサポートなどについて制作チームに助言したとのこと。
実際に難聴のある子どもやその家族の経験をきちんと反映できるように作られています。
また「Hearing Test」に登場する聴覚専門家の声を担当するJodie Ounsleyさん自身も、聴覚障害のある人物です。
子ども向けの短いエピソードですが、その背景ではかなり丁寧に準備されていたことが分かります。
ペッパピッグって意外と深い
ペッパピッグというと、
「泥の水たまりでジャンプするアニメ」
というイメージが強いかもしれません。
私も子どもと一緒に何気なく見ていました。
でも今回のジョージのお話を調べてみると、ペッパピッグは現実の子どもたちが経験することを、かなり自然な形でストーリーに取り入れている作品なんだと気づきました。
難聴だからといってジョージ自身が別人になるわけではありません。
恐竜が大好きで、泥の水たまりで遊ぶのが好きな、いつものジョージ。
そこに「補聴器を使っている」という特徴がひとつ増えるだけです。
子どもに多様性を説明するとき、大人が難しい言葉で説明するより、こうした物語を一緒に見るほうが伝わることもあるのかもしれません。
まとめ|ジョージは2026年から補聴器をつけています
ペッパピッグのジョージの耳についてまとめると、
- 2026年にジョージの新しいストーリーが発表された
- ジョージには片耳に中等度の難聴がある
- エピソード情報では左耳とされている
- 「Hearing Test」で聴力低下が分かる
- ジョージはその後、補聴器を使用する
- 補聴器を通してさまざまな音を体験していく
- 今後も続くジョージのキャラクター設定
- National Deaf Children’s Societyがストーリー制作に協力している
ということが分かりました。
なので、ペッパピッグを見ていて、
「あれ?ジョージ、耳が聞こえてないの?」
と思った人、その気づきは合っています。
私もたまたま子どもと見ていて気になって調べたのですが、思っていた以上にしっかりと作られたストーリーでした。
今まで何気なく見ていたペッパピッグですが、こういう背景を知ってから見ると、また違った面白さがありますね。


コメント