英文を読んでいると出てくるセミコロン(;)。なんとなく読んでいませんか?「セミコロンを正しく使って英文を書きなさい」と言われたら自信を持って書けますか?
日本人には実はあまり馴染みのないセミコロンの使い方を調べてみました。
セミコロンは2つの完全文を繋ぐ(接続詞)
セミコロンには2つの使い方があるようですが、どちらも2つの完成された文章を繋ぐということが共通しています。不完全な文章をセミコロンで繋ぐことはできないんですね。また、文章を繋ぐということは前後の文章は関係性のある文章でないといけません。無関係な2文を繋ぐこともできないですね。
①接続詞の代わり or セミコロン+接続詞
セミコロンは接続詞の代わりに使うことができます。もしくは、接続詞をセミコロンの後ろにつける使い方もあります。
ex.) I like dogs; therefore, I have five dogs.
上の例では「; therefore」で、セミコロン+接続詞が使われています。
この使い方ができる接続詞は音節が多く長めの接続詞(however, moreover, furthermore, nevertheless…など)のみです。
andやbutのような音節の短めな接続詞では”; 接続詞”の使い方ができないようです。
文章の流れとしては、1文目の内容を2文目が補足したり詳細を述べる形ですね。
②関係のある2文を繋ぐ
こちらはシンプルに関係のある2文をセミコロンで繋ぐ時の使い方です。
ex.) I love dogs; I have five dogs.
こちらも、2つ目の文章が1つ目の文章を詳しく説明する形が期待されますね。
全く関係のない2文は繋がりません。
ex.) I love dogs; I ate dinner with my grandmother yesterday.
以下の①と②はどちらもセミコロンの正しい使い方です。
- セミコロンは「;+接続詞」で使う(1つ目の文章を2つ目の文章が補足する)
- セミコロンは2つの完全な文を繋ぐ(1つ目の文章の詳細を2つ目の文章が述べる)
セミコロンの使い方で引っかかりやすいのが;+接続詞の使い方です。1つ目の文章も2つ目の文章も完全文ですが、接続詞が間に入ることで2つ目の文章のニュアンスが少し変わります。
正しい使い方を知らなくても、なんとなく文章を読めてしまうセミコロン。「正しい使い方はどれか?」などと聞かれると特に「;+接続詞」の使い方は間違える可能性があるので、覚えておきましょう。
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