今回はUoPeopleの必修英語コース「ENGL-1102」の概要と受講した感想をレポートします。
コースの重さはどれくらい?課題はどのくらいある?他コースの同時受講はできる?
受講前の方のご参考に!Final Exam後のお休み期間、受講&完遂ほやほやの状態での感想をお送りします。
コース概要(+分析)
このコースは英語「ENGL-1101」コースのNext step。
引き続いて、英語でのアカデミックなレポートの書き方や勉強の仕方などをお勉強します。
引用の方法、referenceの書き方、さまざまなタイプの文章を読み分析する…などを行います。
また、自分のResearch paperを1本作成します。時間を割き、頭を悩ますのはこの部分かと思います。
実際の勉強内容を振り返ると、新しい知識・情報はENGL-1101と変わりが少なかったです。
- ENGL-1101を受講してライティングに慣れている
- APA-Citationの方法を理解済み
上記2点ができていれば、週次的に、コースへ費やす時間はENGL-1101よりも短く済む気がします。
感覚的にはENGL-1101で意識的に注意して記述していたことを、ENGL-1102では無意識レベルで間違いなくできるようになる感じでしょうか。
いづれにしても、基本的にはそんなに大変じゃないです。
コース難易度
個人的感想で言うと、☆3つ(5点満点)
自分の慣れや、要領を掴んできたと言う面もありますが、ENGL-1101よりも難易度は低いと感じました。
毎週のタスクだけを見ると☆2つですが、research paperのタスクがちょっと大変だったので+☆1です。
【容易かったと言える理由】
・新しい情報・知識が少なかった
・読み物も少なかった
・peersのレベルは高く、Discussion ForumのリプやWritten Assignmentのレビューに困らない
・Final Examも各回のSelf Quiz1回ずつ復習のみでそこそこOK
【ちょっと大変だったところ】
・Research paperのthesis statementの作成
・Research paperのアンケート実施
・総括してResearch paper
Research Paper作成の進み方
このコースの重みとなっているresearch paperですが、どこかの回にまとまって全比重がかかると言うわけではありません。
毎週少しずつ、「この部分を作りましょう!」とお題が出されてその通りに進め、最終回にちょこちょこっと手を加えると出来上がっているという形です。
少し文句を言うと、ディレクションがとても少ないので「こんな感じでいいのかな?」と進めていく節があり、①心配になる②選択ミスに気がつき後悔した時には戻れない、と言う点があるのでテーマ決めの時点で「これは調べやすいお題か?」という精査が必要です。
そのようなアノテーションもないので自主的に未来を予想して安全圏をいく必要があります。
毎週の課題
全体はこんな感じで進みます。各フェーズでpeersの選択を見れるようになったらもっとよく書けるようになると思うのですが、今のところそのようなspaceはありません。
中盤、どこかのタイミングでwritten assignmentでpeersのAbstractをレビューするものがあり、「こんなsmartなお題があったなんて…!」と驚いたのを覚えています。自分のお題のくだらなさに悲しくなりましたが、Scoreは普通にもらえたので結果オーライです。
- お題を決める
- Theme thesisを書く
- 参考文献を探す
- Abstractを書く
- 調査(定性or定量)を行う
- 調査結果をまとめる
- Conclusionを書く
- 全体をつなげる
お題は何を選べばいい?
自分の興味があることはもちろんですが、Libraryから①適確で②アップデートで③多すぎず少なすぎない分量の、参考文献を取得できるお題か?に重点を当てて選んだ方がいいです。
書きやすいお題選びのために考えるべきは
- 科学的に証明されていること(証明されていないことは選ばない)
- 実験なし、アンケートだけでpaperを書けること(理系分野は選ばないほうが簡単そう)
- 社会的注目度の高いものは最近のリソースが多い
この辺りかな?と言うのが、受講後、{自分でpaperを書いて}&{peersのお題を見て}の感想です。
中でも、社会的注目度の高いお題がとても書きやすいと思います。
社会的注目度の高いお題を選ぶことを勧める理由
UoPeopleにいる人の属性やタイプを考えても、これはおすすめです。色々なバックグラウンドを持つ人々が、オンライン上で集まっています。みんな知っているけれど、異なる意見を持っている・異なる問題を抱えているという{共通}x{違い}両方をバランスよく持つお題だからです。そのため、世界的に注目度があり、地域により別の問題がある話題が最強だと思います。
例)
- 難民問題(社会への受け入れなど)
- 環境問題(地球温暖化)
- 英語教育
これらは、私がpeersのabstractを見て「賢いなー!」と思ったお題の大枠です。私自身は全然違うお題を選び、リソース選びで撃沈しました。
アンケートはどうしたらいい?
コース中盤で、定量・定性調査についてのスライドを読み、自分はどちらを行うか決め、質問を用意し10人以上からの答えを集めないといけません。ハードルが高いと感じる方もいるのではないでしょうか。
私は、質問の内容が簡単だったのでGoogle Formで質問を用意してFBでポストしてみました(定量を選択)。日本語と英語と両方用意したので、海外の知り合いも答えてくれて、16人から答えてもらえました。得られた結果を丁寧に分析した結果、その週のスコアは結構高かったです。
大切なのはお題選び
分かりきったことですが、お題がよくないとどんなに頑張ってもいいpaperを書くことは難しいです。初めの週に手を抜かず、自分が最高に書きやすいと思うお題を選びましょう。
ENGL-1102コースは掛け持ち可能
私は今季、初めて2コース掛け持ちしました。正社員で週5日普通に働いており、残業の続く時期は続く仕事で不安でしたが、選んだコースが難しくないものだったので余裕でこなせました。
ちなみに掛け持ちをしたのはCS1102と言うJavaの入門コースです。かなり入門なので、コードが書ける人であればあまり問題ないでしょう。(しかし「コードが書ける」だけでなく、「意味と役割を理解して」コードが書ける必要があります。例えばOracleのJavaの資格のための勉強をしていたり、クラスの役割などについて十分に説明できる必要があります。)
ENGL-1102とCS-1102では、私はENGL-1102のほうが時間を割いた気がします。理由はリーディングに時間がかかること、また書き物がメインのコースなので、校正を続けようと思えばいつまでも続いてしまうことがあります。社会人のかたが限られた時間でこなすことを考えると、「何時間までかけて良いか」を自分で決めておく必要がありそうです。
また、もし今季ENGL-1102しかとっていなかったら結構時間が余っていただろうと思いました。結果、2コースとってとても正解でした。
ここの見極めは、コース選択の際に自分のそのコースの内容へのfamiliarityを一瞬考えてみることが有効そうです。「なんか行けそう!」と思ったら行けます。悩んだら、行けないと思います。例えば私は数学系のコースは全然行ける気がしません。
ご質問や相談事があれば
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