子どもにカードを触られて折られてしまった、うっかり曲げて折ってしまった……。気づいたらマイナンバーカードに折れ目が……!
身分証明書としても、健康保険証としても使っているカードなので、「このまま使える?」「悪用されない?」「すぐに再発行できる?」と焦りますよね。
結論からいうと、折れたマイナンバーカードは無理に使わず、住民票のある市区町村で再交付を申請します。
破損したカードが手元に残っていれば、紛失した場合のように警察へ遺失届を出す必要は基本的にありません。カードを捨てずに、そのまま窓口へ持っていきましょう。
この記事では、マイナンバーカードが折れたときに最初にすること、再発行の方法、料金、受け取れるまでの日数をまとめます。
※手続きや必要書類は自治体によって異なる場合があります。申請前に、お住まいの市区町村の公式サイトまたは窓口で最新情報をご確認ください。
マイナンバーカードが折れたら、まずすること
カードが折れたり、ひび割れたりしたときは、次の順番で対応します。
- 折れたカードや破片をすべて保管する
- テープや接着剤で補修しない
- 券面やICチップの状態を確認する
- 住民票のある市区町村へ連絡する
- 窓口で再交付を申請する
マイナンバーカードにはICチップやアンテナなどの電子部品が内蔵されています。見た目では軽い折れや曲がりに見えても、読み取り機能が壊れている可能性があります。
テープで貼ったり、接着剤でくっつけたり、ラミネート加工したりせず、破損した状態のまま保管してください。
折れたマイナンバーカードは、そのまま使える?
折れたカードを、そのまま使い続けるのはおすすめできません。
表面の氏名や顔写真が確認できても、次の機能が使えなくなっている可能性があります。
- マイナ保険証としての読み取り
- コンビニでの住民票などの取得
- マイナポータルへのログイン
- e-Taxなどの電子申請
- 本人確認時のICチップ読み取り
また、カードリーダーへ差し込んだ際に、カードや機器を傷めるおそれもあります。
完全に二つに割れていなくても、明らかな折れ目、亀裂、変形、ICチップ周辺の損傷がある場合は、使用を中止して自治体へ相談するのが安心です。
折れたら利用停止の電話は必要?
カードが手元にあり、紛失や盗難ではない場合は、通常、紛失時のような一時利用停止の連絡は必要ありません。
一方、折れたカードの一部をなくした、外出先でカードごと紛失した、盗まれた可能性があるという場合は、すぐにマイナンバー総合フリーダイヤルへ連絡して機能を停止します。
マイナンバー総合フリーダイヤル
0120-95-0178(紛失・盗難による一時利用停止は24時間365日受付)
屋外で紛失・盗難に遭った場合は、警察への遺失届・盗難届も必要です。
折れたマイナンバーカードは再発行できる
マイナンバーカードは、折れ・ひび割れ・著しい傷などによって使えなくなった場合、再交付を申請できます。
申請先は、住民票のある市区町村のマイナンバーカード担当窓口です。
自治体によって予約が必要なこともあるため、いきなり窓口へ行くより、公式サイトを確認するか電話で問い合わせてから向かうとスムーズです。
再発行に必要な持ち物
一般的には、次のものを用意します。
- 破損したマイナンバーカード
- 本人確認書類
- 顔写真(自治体や申請方法によっては窓口で撮影、または不要の場合あり)
- 再交付手数料
本人確認書類の種類や必要な点数は、自治体や申請方法によって異なります。運転免許証やパスポートなど、マイナンバーカード以外の本人確認書類があれば持参しましょう。
折れたカードは回収されるため、捨てずに持っていくことが大切です。破片が分かれている場合も、残っているものをすべて持参してください。
再発行の料金はいくら?
自分の不注意などによる破損で再交付を受ける場合、通常の手数料は次のとおりです。
| 再交付するもの | 通常の手数料 |
|---|---|
| マイナンバーカード+電子証明書 | 1,000円 |
| マイナンバーカードのみ | 800円 |
カードそのものの不具合など、本人の責任ではないと自治体が認めた場合は無料になることがあります。無料になるかどうかは、破損の原因やカードの状態を確認したうえで自治体が判断します。
急ぐなら「特急発行」が使える
2024年12月2日から、紛失や破損などで再交付が必要になった人は「特急発行・交付制度」を利用できるようになりました。
破損した日、またはカードの機能が使えなくなった日から30日以内に市区町村窓口で申請すると、原則として約1週間で、住民登録のある住所へ簡易書留でカードが届きます。
特急発行の手数料は通常の再交付より高く、自己都合による破損などの場合は次のとおりです。
| 再交付するもの | 特急発行の手数料 |
|---|---|
| マイナンバーカード+電子証明書 | 2,000円 |
| マイナンバーカードのみ | 1,800円 |
申請には本人確認のため窓口へ行く必要があり、オンラインだけでは完結しません。また、住所地以外で申請した場合などは、1週間以上かかることがあります。
すぐにマイナ保険証や本人確認書類が必要なら特急発行、急がないなら通常の再交付を検討するとよいでしょう。
新しいカードが届くまで、マイナ保険証はどうする?
折れたカードが読み取れない場合、医療機関でマイナ保険証として使えない可能性があります。
新しいカードが届くまでに受診する予定がある人は、加入している健康保険へ連絡し、資格確認書など受診に使える書類について確認してください。
手元に「資格情報のお知らせ」がある場合でも、それだけでは受診できないケースがあります。医療機関や加入先の健康保険へ事前に確認しておくと安心です。
マイナンバー自体は変わる?
カードを再発行しても、原則として12桁のマイナンバーは変わりません。
カードは番号を証明したり、本人確認や電子手続きに利用したりするためのものです。カードが折れても、個人番号そのものがなくなるわけではありません。
ただし、カードを紛失し、番号が不正に利用されるおそれがあると認められる場合などには、個人番号の変更を相談できることがあります。
折れたカードを自分で捨ててもいい?
自分で捨てず、自治体の窓口へ持っていきましょう。
マイナンバーカードには氏名、住所、生年月日、顔写真、個人番号などの個人情報が記載されています。再交付の際には古いカードの返納を求められるため、折れていても大切に保管してください。
今後折らないための保管方法
再発防止には、カードへ局所的な力をかけないことが大切です。
- 財布の後ろポケットに入れたまま座らない
- 小銭や鍵など硬いものと一緒に入れない
- カードを無理に曲げて取り出さない
- 高温になる車内や暖房器具の近くに放置しない
- 洗濯機や乾燥機へ入れない
- 硬めのカードケースに入れて保管する
マイナンバーカードは一般的なプラスチックカードに見えますが、中には電子部品が入った精密機器です。特に、財布をズボンの後ろポケットに入れる習慣がある人は注意しましょう。
よくある質問
少し曲がっただけでも再発行したほうがいい?
軽い反りだけで正常に読み取れる場合もありますが、見た目だけでは内部の故障を判断できません。無理に曲げ戻さず、市区町村窓口へ相談してください。
セロハンテープで貼れば使える?
おすすめできません。ICチップや内部のアンテナが壊れている可能性があり、読み取り機器を傷めるおそれもあります。補修せず、そのまま窓口へ持参しましょう。
子どものマイナンバーカードが折れた場合は?
子どものカードも再交付が必要です。15歳未満の場合は法定代理人の同行や本人確認書類が必要になるため、事前に自治体へ必要書類を確認してください。
折れたカードをなくしてしまったら?
破損ではなく紛失として対応します。マイナンバー総合フリーダイヤルへ連絡してカードの機能を停止し、屋外でなくした場合は警察へ遺失届を出したうえで、市区町村窓口へ相談してください。
まとめ:折れたカードは捨てずに窓口へ
マイナンバーカードが折れたときの対応をまとめると、次のとおりです。
- 折れたカードや破片は捨てずに保管する
- テープや接着剤で直さず、使用を中止する
- 住民票のある市区町村で再交付を申請する
- 通常の再交付は、電子証明書込みで原則1,000円
- 破損から30日以内なら、原則約1週間の特急発行も選べる
- 特急発行は、電子証明書込みで原則2,000円
- カードが手元にある破損だけなら、警察への届出や紛失時の利用停止は基本的に不要
折れたカードを見つけると驚きますが、破損による再交付の手続きは用意されています。まずはカードをそのまま保管し、お住まいの市区町村へ問い合わせてみてください。

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