「結婚」って何するの?
結婚や婚約の報告、あちらこちらから色々聞くけれど、いざ自分が当事者になると…一体、何をいつどうやったらいいの?「結婚したい!」となった時、どんな手順を踏んで結婚に至るのかを「お付き合い」から整理します。
婚約指輪の購入
男性か女性どちらかからプロポーズを行うことでまず「婚約」状態に進みたいのですが、一般的にプロポーズの際に婚約指輪(エンゲージリング)を渡すことが通例となっていますね。
男性から女性へ、婚約指輪を用意してプロポーズすることが多く、婚約指輪は女性だけが左手の薬指にはめます。婚約指輪は古代ローマ時代に生まれた風習で、女性の心を男性が引き止めておくという意味があるそうです。2000年以上のとても古い歴史があったんですね。
婚約指輪はにはさまざまなデザインがありますが、大粒のダイヤ1粒を中央に置いた美しい指輪が典型的な形です。女性側に「あのブランドのこういうのが欲しい!」という具体的な夢があるケースも多いことと思います。
婚約指輪のお値段もピンキリなので、二人の間でしっかりすり合わせしておく必要がありそうです。
かつては婚約指輪の平均予算=お給料の1〜3月分と言われていましたが、現代は堅実的に、自由な選択肢があります。ダイヤモンドだけを用意してプロポーズし、二人で一緒に指輪のデザインを見にいく形も普及しましたね。
プロポーズ
全ての始まりはプロポーズからです。男性からという決まりはなく、女性からでも良いです。用意した婚約指輪を持って、結婚の申込みを行います。
プロポーズ決行の場所は「特別な場所」派と「いつもの場所」派があると思います。一生に一度のこととなるので、誠実な強い気持ちが伝わる形が素敵です。
「婚約」状態の始まり
プロポーズを了承し、結婚の意思をお互いが認めた状態のことを婚約といいます。特定の書類や婚約指輪の有無に指定はありません。二人の口約束で成り立つものです。
「婚約」になった後に結婚の口約束を破棄することが「婚約破棄」となります。
実際に籍をいれていたわけではないので、婚約破棄された側は大きな慰謝料を請求することはできず、うまく行った場合でも微々たる金額です。そして結婚のお話は白紙に戻ることになります。
家族への結婚報告・挨拶
男性・女性それぞれのお家へ順番にお邪魔して結婚の報告とご挨拶をします。
それまでにご両親へ挨拶をしていない場合はとても緊張するイベントですね。また、実家が遠方の場合は時間をとって訪問するため、事前準備が必要ですね。それぞれの家族に結婚の報告とご挨拶を行います。場所はお家だったり、お店を予約したり、それぞれのご家族の希望を聞いて決めましょう。
手土産を持参することが多いです。複数人数が集まってお話をする場になるので、お皿や包丁を必要とせず、個包装でボロボロと崩れずに食べやすいものがみんなにとってハッピーな選択となりそうです。
結納/両家顔合わせ食事会/結納+食事会
それぞれの家族への挨拶が済んだら、その後に両家顔合わせを行います。現代の両家顔合わせにはパターンがあります。
両家顔合わせが結納のみの場合
結納とは
男性から女性のお家へ結納品を持って行う儀式のことです。両家が集まり、儀式を執り行います。最近では行わないケースも多いですね。
結納品とは
定型のものが決まっています。詳細はこちら。
男性側が正式9品目で5~10万円くらい、女性側は男性より控えめな3~5万円前後のものが一般的です。
https://www.zengokyo.or.jp/manner/wedding/w01/232/
結納品の金額は上記の通り、男性は〜10万円、女性は〜5万円が相場のようです。
両家顔合わせが食事会のみの場合
結納を行わずに両家で集まり、お食事会のみを行うパターンです。一番多いパターンですね。しっかりした料亭が会場に選ばれます。
ゼクシィの記事によると、費用相場は6万4千円だそうです。結構しますね…
結納+お食事会の場合
結納を行なった後にお食事会を行うパターンです。結納を行うのであれば流れでお食事までつけることが多いようですね。
お食事は個室のお店に予約が必要ですね。
婚姻届の提出(=入籍)
再婚で連れ子がいる場合は別途お子さんの「入籍届」の用意が必要ですが、それ以外の場合は男性と女性の婚姻届を提出することが入籍となります。
したがって、婚姻届の提出日が入籍日となります。
前述の通り、連れ子がいない場合は「入籍届」は不要です。入籍届は、連れ子が今回婚姻した親の戸籍に入ることを申請する書類であり、婚姻する男性と女性のものではありません。
居住場所の準備
これから二人での生活を始める場合、新居の準備なども始めます。この辺りの順序はカップルにより前後することでしょう。婚約指輪・結婚指輪、結婚式やハネムーンを全て行うと仮定すると、この時期に同居を始めると一気に大金が必要になります。しっかり二人で計画を立てて順番に進めていきましょう。
二人暮らしのお家選びは、まずは賃貸にするのか、持ち家を購入するのかという部分からお互いの収入やライフプランを考慮し決定する必要がありますね。
大きな買い物なので、希望通りの住居を見つけるまで時間がかかりそうです。
地域や希望条件により費用は大きく変わりますが、家具家電の購入、初期費用を考えると、何もない状態から用意するととてもお金がかかりますね。
結婚指輪の購入
結婚式の前に結婚指輪を購入します。結婚式を挙げる場合、式の中で指輪の交換を行うことが一般的であるため、結婚式前のこのタイミングで指輪の準備を行います。
結婚指輪もお値段はピンキリですが、婚約指輪よりも日常的に使用する人が多いので、劣化しにくい素材や目立ちにくいデザインなど、使いやすさも検討事項に入るようです。
年齢が上がった際、石を別デザインのリングに付け替えて楽しむという方法もあります。
結婚式の準備
結婚式の準備を行います。人気の式場は1年待ちなどになります。初めから希望の式場が決まっていない場合は沢山のフェアに足を運ぶことになりますね。会場と日時が決まったら衣装やお食事の用意も行います。ブライダルエステなどに通い自身の準備も抜かりなく。
招待人数、オプションをどれだけつけるかにより費用が大きく変わるので、プランナーさんと調整を重ねる必要がありますね。
ハネムーンの準備
並行してハネムーンの用意をします。日数を多めに取る場合はお仕事のお休みの調整も必要ですね。ハネムーンプランがある旅行会社が多いので、ハネムーンにぴったりな特別感のある旅行が一生の思い出になるでしょう。
ハネムーンも、どこへ行きどのような旅行にするかによって費用には際限がありません。
周囲への結婚報告・結婚式ご招待
結婚式1ヶ月前までに、必要な方へ連絡を行い結婚式のご招待をする場合は招待状を送ります。結婚式を行わない場合も報告が必要な相手には報告をおこないます。
結婚式
待ちに待った結婚式当日となります。早朝から準備が大変ですね。
ハネムーン
結婚式後に、準備しておいた旅行に行きます。タイミングを遅らせるケースも多いですね。
結婚関連イベント終了
ここまでくるとやっと結婚関連のイベントが終了します。全部行う場合、やることがとても多くて大変ですね。
「絶対にやらなければいけないこと」は?
任意のイベントを取り除き、絶対に行わなければいけないことだけ残すと、「婚姻届を提出(=入籍)」だけで結婚は完了します。
例えば、両親がいないため親族への報告が不要なケース、結婚後の生活に重点を当てるため婚約指輪や結婚指輪を購入しないというケースがあります。
法律的な部分で「絶対にこれをしないと結婚できない」ことは「婚姻届の提出」のみなのです。パートナーと、自分達は何を行うかしっかり検討する必要がありますね。
定型的な結婚のプロセスは?
お仕事の都合などを理由に、世間体的にもしっかりと「結婚」を進めないといけない場合には、I-Primoの記事がとても参考になります。会社の上司への結婚報告などの部分も丁寧にタイミングが説明されています。
結婚のイベントは習慣的事項が大半
結婚でしなければいけないことと言われているものの大半は、通例的なものです。必須事項は婚姻届を提出することだけなので、自分達は何をしたいか、また経済的な余裕はどうかを考慮し、決定していきましょう。
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